国立本店について
「国立デザインセンター」が主催運営する「BOOK & CAFE」です。「中央線デザイン倶楽部」のひとつの活動拠点であると同時にデザインに興味のあるすべての人と街に開かれた場所です。
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イベント




チェコ絵本とタイル絵展
開催:2009年5月6日(水)~6月1日(月) 12:00~17:00
   ※火曜日定休
   クロージングパーティー:5月31日(日)15:00~
主催:国立本店
後援:中央線デザイン倶楽部
絵本や雑貨を東欧で買い付け販売している九段ブックスと 小物&タイル絵作家のクラフツナータンの展示会です。 九段ブックスおすすめのチェコ絵本から想像を膨らませて、 クラフツナータンがチェコビーズを織り交ぜたタイル絵を 製作しました。チェコ絵本とタイル絵のコラボレーションによる、 チェコ独特のファンタジーの世界を感じていただければ嬉しく 思います。国立散策ついでにぜひお寄りください。





土展
そこにある土の可能性
小谷田潤 西本良太 和久倫也
会期:2009年4月8日(水)~5月4日(月)
クロージングパーティー:5月3日(日)14:00-16:00
主催:国立本店 後援:中央線デザイン倶楽部
グラフィック:葉田いずみ

私たちの身のまわりには、どんな土があるだろうか。 すぐそばにある畑や庭、公園や山を歩いて採集した土を素材に土の可能性を探ります。 土そのもの、器、小物、家具、建築。 私たちの実験結果を、そのプロセスとともに、展示販売します。 土のおもしろさ、心地よさを感じてください。





記憶の本展第11章 桧垣康彦展 「今世紀8年の記憶」
会期:2008年11月19日(水)~12月22日(月)
クロージングパーティ:12月22日(月)19:00-
主催|国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力|国立デザインセンター 
後援|中央線デザイン倶楽部

1世紀の8年間が終わろうとしています。世紀の変わり目のカウントダウンはアムステルダムで迎えました。爆竹と花火が夜空を飾りながら遅くまでにぎやかでした。 何か変わったような何もかわらないようなあやふやな気持ちを抱きました。 前世紀を受け継ぎながら、でもどうやら新しい息吹を感じます。 その一つとして私の8年間を振り返る展示会を「記憶の本展」のトリとして開催します。




かみの工作 cafe
会期:2008年10月22日(水)~11月17日(月)
オープニングパーティ:10月22日(木)19:00-
主催:かみの工作所
共催:折形デザイン研究所、中央線デザイン倶楽部
企画:萩原修
製造ディレクション:山田明良
グラフィックデザイン:三星安澄
会場デザイン:ミリメーター

青山と国立の2カ所に期間限定の「かみの工作カフェ」が開店。お茶でもしながら、かみと戯れる時間を楽しんでもらえると幸いです。デザイナーによる「かみの道具」の販売や、「かみの工作教室」も予定しています。




記憶の本展第十章 「フルスイングの本木」展
会期:2008年9月24日(水)~10月20日(月)
オープニングパーティ:10月4日(土)19:00-
主催:国立本店
後援:中央線デザイン倶楽部
協力:国立デザインセンター
制作協力:かみの工作所
DMデザイン:三星安澄

「木」をテーマに集めた本とフルスイングの家具を一緒に紹介します。




デザインの通過・展 2008 テーマ『自画像』
会期:2008年8月27日(水)~9月22日(月)
オープニングパーティ:8月29日(金)18:00-
クロージングパーティ:9月20日(土)18:00-
企画|三星安澄
監修|萩原 修
主催|デザインの通過展実行委員会
協力|国立デザインセンター
後援|中央線デザイン倶楽部
制作協力|かみの工作所

国立本店に集まった、25歳以下のクリエイター6人による展覧会。 日々、学んだり試行錯誤する中で、それぞれが向き合うデザインのかたちは、刻一刻と更新されていく。 2008年夏現在、それぞれのデザインが通過していく軌跡の中のひとつの点として、この「デザインの通過展」を開催します。
前 期 8月27日(水)→ 9月8日(月)
山田 一迅 山田 千永 原田 光丞

後 期 9月10日(水)→ 9月22日(月)
後藤 知佳 高橋 亜弓 宮国 小貴子






記憶の本展9 寺田尚樹のプラモデル 展 「スケール/ディテール/ディフォルメ」
会期:2008年7月30日(水)~8月25日(月)
クロージングパーティ:8月23日(土)19:00-
主催|国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力|国立デザインセンター 
後援|中央線デザイン倶楽部
努力|テラダデザイン一級建築士事務所

小学生の頃、つくし文具店をはじめ国立のあらゆるプラモデルのお店を遊び場にしていた僕は今もプラモデルを作り続けています。 スケールに合わせたディテールの表現やディフォルメのさじ加減、組み立て説明書(当時は設計図と呼んでいました)のレイアウトやグラフィックの美しさはこの頃から最も興味のあることでした。 現在の建築、インテリア、家具のデザインの仕事の発想の源流がこのプラモデル体験にあったことはいうまでもありません。 ちょっと恥ずかしくて秘密の僕のプラモデルワールドを展示します。




記憶の本展8 西本良太 展 「WORKSHOP」
会期:2008年7月2日(水)~7月28日(月)
オープニングパーティ:7月5日(土)18:00-
主催|国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力|国立デザインセンター 
後援|中央線デザイン倶楽部

一ケ月間、国立本店を作業場として、製作したものを展示していきます。 木・アクリル・セメントを使って、指輪、箸置き、マグネットなどを作ります。
ワークショップ「アクリルの指輪作り」 7月13日、27日 13:00~16:00 2000円 お申し込みは honten@chub.jp まで






「国立テンポラリー2008」

会期:2008年6月4日(金)~6月30日(月)
主催|国立テンポ・ラリー実行委員会 
後援|中央線デザイン倶楽部 
協力|かみの工作所 
企画|萩原 修 
デザイン|三星安澄

「自分だけの国立の地図をつくろう!」を合い言葉に、小さな店を手がかりにして、地図をもって、国立をのんびりとめぐる今年で3度目のイベントです。 この期間、つくし文具店では、3周年を記念して、「てぶんぐ展」を、国立本店では、2周年を記念して、「てぬぐいカフェ」を開催しています。 「て」がそろった今年のテンポ ・ラリー、国立が好きな人、国立がはじめての人、国立に住んでいる人もこの機会に、手に手をとって、手ざわりのいい国立をさわりにきてくださいね。

つくし文具店
国立本店





記憶の本展7 横山裕幸展
風景の記憶 ちっともできない僕の庭 風景をつくると言う仕事
会期:2008年5月7日(水)~6月2日(月)
オープニングパーティ:5月17日(土)17:00-
主催:国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部

たよりなくてとりとめのない「風景」のことをずーっと追いかけてきました。 でもなかなか捕まらなくて、段ボールの箱の中から古いスケッチ帖をとりだして虫干ししてみたらひょっとして新しい風景が見えてくるかもしれない。そんな風に考えたのが今回の展覧会のきっかけです。




まちのいえ展
国立には、どんな家が似合うのだろう?
会期:2008年4月9日(水)~5月5日(月)
参加建築家:笹敦、寺林省二、和久倫也ほか
企画:萩原修
主催:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部
イベント詳細はこちらまで




記憶の本展6 三星安澄展
「遊びの記憶 CARD BOARD GAMES」
会期:2008年3月12日(水)~4月7日(月)
オープニングパーティ:3月23日(日)18:00~21:00
主催:国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部

国立本店の卒業を機にオリジナルのカードゲームやボードゲームを発表します。 制作協力:ニシモトリョウタ、かみの工作所

連動企画:コドモノコトワークショプ「革であそぼう」
革をつかってゲームを作ります。 詳細はcodomonocotoまで




記憶の本展5 和久倫也展
WAKUWORKS展
会期:2008年2月13日(水)~3月10日(月)
オープニングパーティ:3月2日(日)17:00~19:00
主催:国立店「記憶の本展実行委員会」
協力:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部

この四月から国立駅近くの書店/ギャラリー「国立本店」の店長を担当することになりました。なおその一角にWAKUWORKS一級建築士事務所を開設します。私たちが実践してきた光や風、素材を意識した心地よい場所づくりを紹介します。




記憶の本展4 萩原修展
『コドモの記憶』展
会期:2008年1月9日(水)~2月11日(月)
新年会&かるた大会:1月12日(土)18:00~20:00
主催:国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部

コドモの頃の記憶をたどりながら、たべる・つくる・すごす・つたえる・でかける・あそぶ・かたづける・といったふだんの暮らしに使う道具を紹介した本「コドモのどうぐばこ」を書きました。本の出版を記念して、ささやかな展覧会を開催します。たまにはコドモの気持ちに戻ってみませんか。



記憶の本展3 寺林省二展
『家の記憶 イエノキオク』
会期:2007年11月28日(水)~12月24日(月)
パーティ:12月16日(日)17:00~19:00
主催:国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部




記憶の本展2 サダヒロカズノリ新作発表会
『本木林森(ほん・き・はやし・もり)』
会期:2007年10月31日(水)~11月26日(月)
パーティ:11月25日(日)17:00~19:00
主催:国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部




記憶の本展1 笹敦展
『ケンチクの記憶』
会期:2007年10月3日(水)~10月29日(月)
主催:国立本店「記憶の本展実行委員会」
協力:国立デザインセンター
後援:中央線デザイン倶楽部
街には、もっともっと、多く人の記憶に呼応する、ケンチクが必要とされている。カタチではなく、性能でもない。どんなにカッコ悪くても、『記憶』に残る『ケンチク』はココロにひびく。今回の展覧会では、そのような思いでつくった『素材』『歴史』『社会』をテーマとした3つの作品を紹介させていただきます。


「第14回 本のしごと・トーク/本の佇まい 山口信博」 | main | 「第13回 本のしごと・トーク/イラストとギャラリーと 波多野光」 レポート
第12回 本のしごと・トーク/手でつくる本のまわり 上島明子」 レポート



2009年から、ここ国立本店で新しくスタートした『本のしごと研究室』では、隔週でゲストを招いて本とのつながりを考える、『本のしごとトーク』を行っています。その『本のしごとトーク』第12回目が、8月1日に行われました。















1冊の本が完成にするまでに、どんな工程があって、どれだけの人が携わっているのだろう。そんな事をふと、思ったことってありませんか?

本屋さんで積み上げられた、たくさんの話題の新刊書籍。気になる作家さんの新作を手にするより先に、目に飛び込んできた装丁の本を手にしちゃうことってありませんか?



それまで全然知らない作家さんだったのに、その装丁に惚れてしまい、お買い上げ。書籍の世界にもジャケ買いってあると私は思う。というか、私はそうやって何冊も本を買っているもの。それは、文芸だろうと、アート本だろうと、料理本だろうと、やっぱり装丁が気になる。





装丁には、製本という工程が含まれる。

数ある製本所でも、今となっては稀少となった手製本で本の仕事に携わる、美篶堂の上島明子さんが今回のゲスト。





上島さんの父である美篶堂の親方が、1983年に美篶堂を設立。上島さんにとって、紙はとても身近なものとして育つ。紙を裁断した時に出る「さいらく」と呼ばれる、紙の破片が上島さんにとっての遊び道具であった。



1997年、美篶堂に上島さんが入社した年。時代はバブル崩壊後の日本。世間では人件費削減の波が押し寄せ、その波はもちろん製本業界も関係のない話ではなかった。



「製本は仕事だとは思っていなかった。憧れではあったけど、きつい仕事だし。でも、私は何々屋さんになりたかった。何屋さんかは具体的ではなかったけど。」



製本会社は中国の工場で機械製本へ流れ始める。人件費削減の為、美篶堂でも機械製本の動きがやってくる。しかし、親方は機械製本の道を選ばなかった。



「親方は一緒に機械化になる時代を開発してきた人。散々、機械もやったの。でも、職人さんは機械をいじれなかったの。それに、高いくて新しい機械をなかなか買えなかったのよね。」

笑いながらもそう話す上島さん。



少部数でもいい。機械に頼らず昔ながらの手製本で職人さんを残すことによって、今では稀少な会社の1つとなった。ただ、手製本とは言っても、機械を使わないというわけではない。機械を使う工程もあるが、なおも人の手によって製本されるのだ。丁寧に手製本された1冊1冊の本は、やはりどこか機械製本の本とは違う温もりを感じるのは、私だけではないだろう。





1999年に美篶堂のwebサイトをスタートさせる。

まだまだインターネットが一般家庭に普及していない時代ではあったが、webサイトをはじめた事によって、いくつかオーダーもきたという。

そして、今までは製本会社としての美篶堂だったが、上島さんの提案によって、ノートやメモパッドといった文具用品が生まれる。ミュージアムショップが好きだった上島さんは、とある日ミュージアムショップでイタリア製のノートを手にする。それはハードカバーのノートだった。



「日本製でハードカバーのノートってなかなかなくてね。でもイタリアだとか海外製のノートは値段が高くて。美篶堂だったらさほど高い値段にもならずに作れるんじゃないと思ったの。プレゼント用にだったらいいかなって。」



そうして、今ではすっかり有名になった、色鮮やかな美篶堂のノートが誕生したのだ。



1983年生まれの私は、実のところ美篶堂をはじめて知ったのは、このカラフルなノートだった。日記用にしてはちょっと勿体ないなぁ、なんて思い買ったはいいが、なかなか使えずにいたのを覚えている。そして、それから数年後に美篶堂が製本会社だという事を知った。







2003年、上島さんはお茶の水にショップ、ギャラリーを兼ねた工場を持つ。

「お店を持って良かったことは、相手の方とコミュニケーションが取れること。今までは、手渡してしまえばそれまでだったけど。」

そうして、今では開催事に必ず定員オーバーになってしまう程、大人気の製本のワークショップもこのお茶の水のショップでスタートさせる。





「美しい本が作られているのは、平和だから。平和である為に、美しい本を作り続けたい。」

と上島さんは話す。戦後、紙がとても貴重なものだった時代から、まだ100年も経っていない。印刷技術は進化しているかもしれないが、現代ではメディアの発展によって、雑誌は何も紙メディアである必要がなくなってきているし、小説は携帯電話で読める時代だ。あと数年の内に、書物の持つ価値が大きく変わるだろう、と私は思う。



丁寧に製本された本や、きれいな紙に印字された活字に触れたとき、私が抱く穏やかな気持ちは平和に繋がっていたんだなと思った。









レポート:本のしごと研究員 かわしまむつみ







| 本のしごと研究室 | 2009.08.24 |
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