「第26回 本のしごと・トーク 製本家のしごと/都筑晶絵」 レポート
2010.07.06
今回のゲストは都筑晶絵さん
まずは
都筑さんが製本に興味を持ちはじめた時の話から
今に至るまでの経緯をざっと説明してもらい、
その後は
これまでにオーダーを受けて製作した本について
1冊1冊解説しながら、製本作家としての仕事について語って頂きました。
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はじめて製本の勉強をしたのは、2001年。
大学3年のとき、1年休学してフランスへ渡ります。
語学留学はダメと親に言われて、何を学ぼうかと探していたときに
たまたま見つけた製本の職人を養成する学校へ。
そこで7ヶ月間、伝統的な製本方法を学ぶことになります。
帰国して、卒業間近の頃
あるドイツ人のブックアーティストの展示で、
ハードカバーではなく、簡易的な物、縫っただけのものなどを見て
既存の製本方法に縛られない、こういう製本もあるんだ!と初めて知ります。
そして大学を卒業後、
その展示会場で出会った作家さんであるヴェロニカさんのアシスタントとして
お手伝いをするようになります。
1年半アシスタントとして働き、
その頃には自分の作品をお店に置いてもらったり、
展示をして作品を発表し、オーダーを受けるようにもなっていました。
しかし、まだまだ技術が伴ってないと感じ
2007年、再び海外へ製本を学びに行きます。
スイスにある、製本のプロが通う学校で学び、そして帰国。
2008年の3月、白金に製本教室を開きます。
そして現在は
・製本教室
・オーダーを受けての製作
・作品製作
という3つの柱で製本作家として活動中です。
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この日は個人からオーダーを受けたものもたくさん持ってきて頂いたので
それら製本した本や作品をまとめて見ることができるとても貴重な機会となりました。
見せて頂いた本や作品は、
・自分で買った古本をハードカバーにして綴じたもの
・デザイナーから依頼された本を納める箱
・結婚する友人へおくる本
・陶芸家の作品集
・アルバム
・建築家のスケッチ集
・結婚式で用いるプログラムなどが書かれたカード
・キュレーターに依頼された写真と言葉をまとめた本
山元伸子さんと活動しているユニット、アナナプレスで製作した
・colour full
・Science Nonfiction
などなど。
夫婦箱というものだったり、こよりを用いて綴じられていたり、
ジャバラになっていたり、様々な方法で製本された本はどれも
とても軽やかで美しく、またすばらしい精度で作られていました。

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本を入れる箱を作るのも製本家の仕事の一つだそうで、
本と構造が同じなので、箱も作ることができるということでした。
今はその箱を作る技術を活かして、
本を納める箱だけではなく、
ジュエリーを入れる箱や、CDを入れるケース、
また小さい箱など
さまざまな箱を製作することも多くなっているようです。
箱を製作する際には「空気が抜ける程度」という感覚が大事で、
簡単に箱が落ちてはいけないし、きつ過ぎてもいけない、
その微妙な感覚は1ミリ以下の精度を求め製作することで、
表現することが可能になっているようです。
----------
今や様々な方からオーダーを受ける都筑さんですが、
毎回このようにするという決まった方法はなく、
オーダーをされる方によって進行の仕方は違ってくるといいます。
その都度、話し合いながら適切な製本方法を決めて行くそうです。
「デザインをして、そして綴じたい」
「紙とか印刷方法を選べるように製本方法も選べたらいい」
「細かいオーダーを受けて、その通りに作る職人というよりも、
自身で本の内容を考えて発想して、提案して作って行く、
そういう製本の方法が自分には合っている」
これらの言葉からも
ただ頼まれた通りに作るだけではなく、本の内容にも積極的に関わって
製本をするという、都筑さんのスタイルがうかがえます。
----------
様々なところで活躍されている都筑さんですが、
まだまだ自分に物足りなさを感じていると言います。
それは技術の部分であったり、歴史的な背景などの知識であったり...。
まだまだ勉強が必要だと思っているようです。
師匠ともいえるヴェロニカさんを見習わなければと常に言い聞かせているようです。
----------
どのようにして効率よく作るかを考え、
それと同時に1ミリ以下の精度を求めて行くところは、
とても職人的な部分であり、
内容に合わせて印刷方法、製本方法、表紙などを考えて行くという姿勢は
まさにデザイナーであると感じました。
その両面を持ち合わせている都筑さんは
「今後もいろいろなことをやって行きたい」
と言います。
既存の枠にとらわれない、柔軟な発想で表現される
都筑さんのこれからの活動もとても楽しみです。
都筑さんの展示のお知らせなどはこちらをご覧下さい。
http://postaldia.jugem.jp/
今回の給食ではなんと、本の形をしたクレープが登場!
[レポート 西本良太]
まずは
都筑さんが製本に興味を持ちはじめた時の話から
今に至るまでの経緯をざっと説明してもらい、
その後は
これまでにオーダーを受けて製作した本について
1冊1冊解説しながら、製本作家としての仕事について語って頂きました。
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はじめて製本の勉強をしたのは、2001年。
大学3年のとき、1年休学してフランスへ渡ります。
語学留学はダメと親に言われて、何を学ぼうかと探していたときに
たまたま見つけた製本の職人を養成する学校へ。
そこで7ヶ月間、伝統的な製本方法を学ぶことになります。
帰国して、卒業間近の頃
あるドイツ人のブックアーティストの展示で、
ハードカバーではなく、簡易的な物、縫っただけのものなどを見て
既存の製本方法に縛られない、こういう製本もあるんだ!と初めて知ります。
そして大学を卒業後、
その展示会場で出会った作家さんであるヴェロニカさんのアシスタントとして
お手伝いをするようになります。
1年半アシスタントとして働き、
その頃には自分の作品をお店に置いてもらったり、
展示をして作品を発表し、オーダーを受けるようにもなっていました。
しかし、まだまだ技術が伴ってないと感じ
2007年、再び海外へ製本を学びに行きます。
スイスにある、製本のプロが通う学校で学び、そして帰国。
2008年の3月、白金に製本教室を開きます。
そして現在は
・製本教室
・オーダーを受けての製作
・作品製作
という3つの柱で製本作家として活動中です。
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この日は個人からオーダーを受けたものもたくさん持ってきて頂いたので
それら製本した本や作品をまとめて見ることができるとても貴重な機会となりました。
見せて頂いた本や作品は、
・自分で買った古本をハードカバーにして綴じたもの
・デザイナーから依頼された本を納める箱
・結婚する友人へおくる本
・陶芸家の作品集
・アルバム
・建築家のスケッチ集
・結婚式で用いるプログラムなどが書かれたカード
・キュレーターに依頼された写真と言葉をまとめた本
山元伸子さんと活動しているユニット、アナナプレスで製作した
・colour full
・Science Nonfiction
などなど。
夫婦箱というものだったり、こよりを用いて綴じられていたり、
ジャバラになっていたり、様々な方法で製本された本はどれも
とても軽やかで美しく、またすばらしい精度で作られていました。

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本を入れる箱を作るのも製本家の仕事の一つだそうで、
本と構造が同じなので、箱も作ることができるということでした。
今はその箱を作る技術を活かして、
本を納める箱だけではなく、
ジュエリーを入れる箱や、CDを入れるケース、
また小さい箱など
さまざまな箱を製作することも多くなっているようです。
箱を製作する際には「空気が抜ける程度」という感覚が大事で、
簡単に箱が落ちてはいけないし、きつ過ぎてもいけない、
その微妙な感覚は1ミリ以下の精度を求め製作することで、
表現することが可能になっているようです。
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今や様々な方からオーダーを受ける都筑さんですが、
毎回このようにするという決まった方法はなく、
オーダーをされる方によって進行の仕方は違ってくるといいます。
その都度、話し合いながら適切な製本方法を決めて行くそうです。
「デザインをして、そして綴じたい」
「紙とか印刷方法を選べるように製本方法も選べたらいい」
「細かいオーダーを受けて、その通りに作る職人というよりも、
自身で本の内容を考えて発想して、提案して作って行く、
そういう製本の方法が自分には合っている」
これらの言葉からも
ただ頼まれた通りに作るだけではなく、本の内容にも積極的に関わって
製本をするという、都筑さんのスタイルがうかがえます。
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様々なところで活躍されている都筑さんですが、
まだまだ自分に物足りなさを感じていると言います。
それは技術の部分であったり、歴史的な背景などの知識であったり...。
まだまだ勉強が必要だと思っているようです。
師匠ともいえるヴェロニカさんを見習わなければと常に言い聞かせているようです。
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どのようにして効率よく作るかを考え、
それと同時に1ミリ以下の精度を求めて行くところは、
とても職人的な部分であり、
内容に合わせて印刷方法、製本方法、表紙などを考えて行くという姿勢は
まさにデザイナーであると感じました。
その両面を持ち合わせている都筑さんは
「今後もいろいろなことをやって行きたい」
と言います。
既存の枠にとらわれない、柔軟な発想で表現される
都筑さんのこれからの活動もとても楽しみです。
都筑さんの展示のお知らせなどはこちらをご覧下さい。
http://postaldia.jugem.jp/
今回の給食ではなんと、本の形をしたクレープが登場!
[レポート 西本良太]
| 本のしごと研究室 | 2010.07.06 |

















