今回は平川珠希さんです。
平川さんはグラフィックデザイナー、アートディレクション、
Webのデザイン、そして活版組版をされています。
平川さんにはこれまでの経歴と活版について、
そして平川さんの活版の今後の活動についてお話しして頂きました。
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〔 これまでの経歴 〕
幼稚園から大学までは音大付属の学校で、ピアノを専攻。
音楽漬けの日々を送る中でも将来の事を考えたとき、
音楽という選択肢は無かったそう。
世間知らずであったので、社会に出たいと考えていたと言います。
ずっと絵を描く事は好きで、
昼間はピアノの練習、夜中には絵を描いていました。
デザインがしたく就職するも、
DTPオペレーターだったので、
しかしちゃんとデザインできるところをと、デザイン事務所に転職。
転職先ではデザイナーがご高齢ということもあり
パソコンを使わずに文字は書体見本帖で切り貼りし
それをスキャンする作業の繰り返し。
この経験でずいぶん鍛えられて後々のためになったそうです。
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〔 活版との出会い 〕
活版と出会ったのはドイツがきっかけ。
ドイツにFliegenkopf(フリーゲンコプフ)という
活版印刷の工房があります。
西ドイツ唯一の女性マイスター、
クリスタ・シュヴァルツトラウバーさんが主宰する工房です。
日本でこちらの作品集を見たときに実際に見たいと思い、
ドイツの工房を見学。
クリスタ・シュヴァルツトラウバーさんには
「これは廃れていくものだよ」と言われたそうです。
これが今から約4年前。
日本に帰り活版屋さんに行くと、
「今さら何する気?」「色を使うのは暇人がやるものだからやりたくない」
と言われてしまいます。
ここから平川さんの活版を伝える活動が始まりました。
現在、平川さんは職人の方と組んで作品を作ったり、
ご自分でも"てきん"で作品を作られているそうです。
名刺のオーダー、Weddingの招待状や席次表、ポストカードなどなど。
作品の一部を見せて頂きました。
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[ 活版のこれから 〕
今の活版業界は若くて50代の方がメイン。
後継者は手間やお金がかかること、
活版のみでは食べていけない事からなかなか育っていません。
全盛期のときに働いていた方が現場に少なくなってきている事から、
ここ数年が勝負だと思っています。
次の世代に残していく為にも、デザイナーとしての仕事の中に
活版を生かしていきたいと考えています。
活版を伝える活動を始めた頃は全てに活版を使いたいと考えましたが、
それには膨大なコストも手間もかかってしまいます。
無理な事をしても続かないので、現在はオフセット印刷の中に
活版を効果的に使っていく方法をとっています。
例えば。。活版を使って原稿を作り、
オフセット印刷により大量の枚数を刷る、という方法もあります。
目標は、活版を次の世代に残していく事。
そのためには職人を残していくこと。
答えはありませんが、
沢山の人の手を借りながら活動していき、頑張っていきたいです。
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〔 活版印刷の道具 〕
平川さんには活字も持参して頂きました。
これは活字地金彫刻師清水さんの彫られた「種字」です。
「種字」とは活版印刷で使用する活字の基となる
母型(凹型)を作るための大元の活字のこと。
清水さんはこの活字を下書きもせず直接彫っていかれるそうです。
これほど完成度の高い活字を、下書きもせずに彫られる事自体
なかなか想像できません。。
平川さんは、清水さんの彫られる実演を
みなさんに見て頂く活動もされています。
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〔 最後に 〕
平川さんの作品、活動は下記HPでご覧ください
給食、毎回本当においしいです!
ごちそうさまでした。
一見すると華奢な平川さんですが、お話を聞いてみると
活版に対する熱いエネルギー、そしてその行動力に驚かされました。
平川さん、貴重なお話ありがとうございました!
〔レポート:大江田翠〕

















